frufrupの日記

ゆかいなおばちゃんのふつーの日々です

続 夏の思い出

入院中は4人部屋で過ごした。

何となくだが、入院が長くなりそうな患者さんは窓際にしてくれているみたいな‥
廊下側のベッドに入った方は、入院したかと思うと手術をして2日くらいすると退院していった。
私がいる間にも2〜3人替わっていたかな?

お向かいの男の子は年中さんくらい、ママと二人でテレビを見たりゲームをしたり字の読み方を覚えたりしている。
どうやら家はだいぶ遠いらしく、コロナ禍もあって土、日も誰も来られないらしい。

パパは、家で兄弟の面倒をみているそうで、
きっと、向こうの方が大変! 
と、その若いママさんはため息をついていた。

おはよう とか いいお天気だね とか、彼に話しかけてみるが、なかなか返事が返ってこない。
人見知りなうえに手術や毎朝の検査で痛い目 にあい、すっかり大人に不信感を抱いているらしい。
これはなかなか手強いぞ〜!
という訳で最初はお手紙を書いてみた。

ママとふたりで読んでね

そ~っと置いてきて様子をうかがう。

しばらくしてカーテンのすき間からそっと顔を出して
お手紙ありがと‥
ですって!

それからすっかり仲良くなり、いろんな事をして遊んだ。
と言ってもベッドの周りで折り紙したり、持っていったノートに字を書いて当てっこしたり、楽しかったな〜

もっともすぐに私の退院が決まり、仲良くできたのは2日間くらい。

黙っていなくなるのも何なので、
おばちゃんは退院しておうちに帰ることになりました。おうちに帰っても早くよくなるようにがんばるので、○○ちゃんも目のけんさがんばってね!
と、手紙に書いておいてきた。

すると、病室を出るときにはグータッチ、姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。

またね! なんて言えないから元気でね!!
思わずナミダが出そうになったよ。

今頃何してるかな〜?
おばちゃんの事なんかすっかり忘れて、元気にしてるといいなぁ〜 と心から思います。